横尾真主幹教授が、第2回藤井德夫賞(経済学分野)を受賞しました

2024年度に創設した「藤井德夫賞」は、藤井德夫氏(本学卒業生/イフジ産業株式会社創業者)からのご寄附で設立した顕彰制度であり、将来的なノーベル賞受賞につながる独創的・先駆的な研究を奨励することを目的としています。
ノーベル賞に準拠した 「物理学」 「化学」 「生理学・医学」 「経済学」 の4カテゴリにおいて、優れた研究成果を挙げた本学の教員を顕彰します。

このたび、本研究院情報学部門の横尾真主幹教授が、第2回藤井德夫賞(経済学分野)を受賞しました。

【受賞者(経済学分野)】
横尾 真 主幹教授:複雑な制度設計における耐戦略性の数理的基盤の確立
 
【受賞理由】
既存のノーベル賞理論では対応不可能であった複雑な環境での制度設計を、情報科学の立場から開拓した先駆的業績である。
社会的制約下のマッチング問題を取り上げ、離散数学の理論を用いて、耐戦略性と公平性を満たすマッチングの一般理論を確立した。

また、偽名入札問題の定式化を通じて既存メカニズムの非耐性及び効率性と耐戦略性の両立不可能性という根源的な限界を解明し、耐戦略的な新規メカニズムを開発する等、高度な数学を駆使して経済学の限界に挑戦している。
複雑な制度設計を科学的に支え、社会の公平性と効率性を両立させる仕組みの実現が期待される業績として顕彰する。

【受賞者コメント】
この度は第2回藤井德夫賞を賜り、誠に光栄に存じます。
受賞対象となった研究は、周波数オークションや保育施設マッチングといった、限りある資源を人々に割り当てる場面において、公平性等の望ましい結果をもたらす合意形成のための仕組み/制度に関するもので、経済学と情報科学の学際領域に属しています。
この受賞を励みに、今後より一層、分野融合型の研究に邁進していく所存です。

九州大学Webページ
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/2342
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