博士後期課程のご案内

博士課程の学生をさまざまな形でサポートしています。

博士後期課程学生が教育・研究活動に専念できるよう、さまざまな形で経済的支援、研究支援を行っています。また、国際社会の中で活躍できる研究者やリーダーを養成するための人材育成制度も整っています。就職に関しても社会は実力をしっかりつけた博士を積極採用しています。研究を掘り下げてじっくりと取り組める博士後期課程への進学を考えてはみませんか。以下によく聞かれる、経済的支援や就職に関することを記しています。興味のある方は担当教員へお気軽にご相談ください。

経済的支援

特別研究員 日本学術振興会

●研究奨励金:20万円/月 ●研究費:150万円/年
●採択実績 H25年度:7名採用/H26年度:8名採用/H27年度:3名採用/H28年度:4名採用/H29年度:4名採用

奨学金

その他、各種奨学金についての情報は下記をご参照ください。

RA(リサーチアシスタント)

●支給額(年額):17万円〜25万円/1人(年度によって支給額が変わります)

TA(ティーチングアシスタント)

●支給額(年額):2万円〜22万円 平均支給額:4万円/1人

海外渡航支援 システム情報科学研究院独自支援策

博士学生が国際学会への参加する場合、旅費や学会費を支援します。

博士学生への様々な施策

就職・キャリア支援

博士後期課程 在校生の声

博士課程学生写真

Q1 博士後期課程への進学を決めたのは?
学部入学当初から博士後期課程への進学は進路の一つとして考えていましたが、最終的に決意したのは大学院への飛び級試験の直前でした。配属希望の研究室の見学や教授との面談で、修士課程・博士後期課程を通して自分のやりたい研究ができそうだと感じ、博士後期課程進学を決めました。

Q2 博士後期課程に進んでよかったことは?
博士後期課程では国内・海外の会議・ワークショップに参加する機会が多く、世界中に友人ができます。私の場合、計算機科学と経済学の両分野の会議に参加しており、多くの博士後期課程の友人を得ました。研究は行き詰ることもあり、楽しいことばかりではありません。しかし、同じ悩みを持つ友人が世界中にいるという事実は、研究を続ける大きなモチベーションになります。

Q3 就職や経済的な面で不安がありましたか?
進学の際、私も経済面での不安がありました。しかし、現在私は日本学術振興会から支援を受けており、経済面で苦労することなく研究に打ち込むことができています。その他にも、私の利用した飛び級制度や、博士課程の短縮修了・授業料免除など、学生を支援する様々な制度が用意されています。

Q4 後輩にメッセージを。
博士後期課程への進学に最も重要なことは、自分の研究に自信を持ち、楽しめるかどうかだと思います。自分なりの研究の楽しみ方を探し、有意義な博士後期課程を過ごして下さい。

博士課程学生写真

Q1 博士後期課程への進学を決めたのは?
修士1年の夏頃です。もともとクリエイティブな仕事に就きたいと思っていた中で、研究に面白みを感じたことが理由です。また、指導教官の宮尾教授が研究者として大変尊敬できる方だったので、教授から多くを学びたいという気持ちもあり、進学を決意しました。。

Q2 博士後期課程に進んでよかったことは?
2つあります。1つは宮尾教授のもとで6年間学べたこと、もう1つは、研究室対抗のソフトボール大会で、念願の優勝を果たせたことです! 僕が所属している佐道・浜屋研究室(旧宮尾研究室)は、学生が一致団結して研究と遊びの両方に情熱を注ぐ、とても活気ある研究室です。この素晴らしい研究室のおかげで、充実した6年間を過ごすことができました。

Q3 就職や経済的な面で不安がありましたか?
経済的な面では、奨学金を始め、授業料減額や研究補助手当などのサポート制度が充実しているため、不安はありませんでした。一方、就職に関しては不安でした。希望に合った就職先を見つけるには、論文をたくさん書かなければ――との焦燥感が付き纏います。しかしこの不安が、研究のモチベーションを高める原動力にもなりました。

Q4 後輩にメッセージを。
博士後期課程は企業とは違い、わざわざ授業料を払って設ける「修業の場」ですので、自己研鑽に専念できるのが魅力です。また、進学する際には、良い指導教官を選ぶことが重要に思います。是非、自分を鍛えてくれる恩師を見つけてください。