課程博士(甲)の学位論文審査の取扱内規

(目的)
第1条 この内規は,本学学位規則に基づき,課程を経る者の博士(工学・理学・学術・情報科学)の学位論文の審査について必要な事項を定めることを目的とする。

(論文審査の申請)
第2条 学位論文の審査を受けようとする者は,その所属する専攻の主任教授を経て論文審査願を提出する。この場合において,提出する論文及び添付書類の数は,次のとおりとする。

主論文 1通
主論文の電子ファイル(PDF形式) 1通
参考論文(1通を添付することができる) 1通
論文目録(別紙様式1) 2通
論文要旨(別紙様式2) 2通
履歴書(別紙様式3) 2通
成績証明書(博士後期課程) 1通
学位記関係表記文字(別紙様式7) 2通

第3条 論文審査の申請は,原則として,在学中に行うものとする。

(論文の受理)
第4条 論文の受理の決定は,主任会において配布された論文要旨に基づき行う。

(論文調査委員会)
第5条 前条により受理を決定した論文を審査するため,学府教授会に論文調査委員会を置く。

2 論文調査委員会は3人以上の論文調査委員(主査を含め,2人以上は本学府の指導教員でなければならない。)をもって組織する。この場合において,主査を学生の所属する専攻の指導教員のうち,当該学生の指導教員以外から選出し,1人以上の論文調査委員を他の大学院又は研究所等の教員等から選出するものとする。ただし,本学の他の学府の指導教員,あるいは当該学生の指導教員が関連する本学府の講座群(別表に示す講座の集合を指す。)以外の指導教員から選出することができる。

3 特に必要と認める場合には,論文調査委員会にさらに授業担当の准教授を加えることができる。

4 論文調査委員会は,学府長に論文調査報告書(別紙様式4-甲)を提出しなければならない。

5 学府長は,前項の論文調査報告書を本学府の全指導教員に配付しなければならない。

(論文公聴会)
第6条 論文審査の段階において,学府教授会は論文公聴会を開く。

(審査委員会)
第7条 論文調査委員会の報告に基づき論文調査の結果及び最終試験の結果を審議するため,学府教授会に審査委員会を置く。

2 審査委員会は,学生の所属する専攻の指導教員及び論文調査委員会の本学府の指導教員をもってこれを組織し,その専攻の主任教授をもって委員長に充てる。

3 審査委員会は,論文調査の結果及び最終試験の結果を審議し,投票によりその合否を判定する。(定足数2/3,議決3/4以上)

第8条 審査委員会は,審査結果を文書(別紙様式5-甲)をもって学府教授会に報告しなければならない。

2 学府長は,前項の審査結果報告を本学府の全指導教員に配付しなければならない。

(学位授与の決定)
第9条 学府教授会は,前条の報告に基づき学位の授与の可否を決定するものとする。
(定足数2/3)

(雑則)
第10条 この内規に定めるもののほか,必要な事項は学府教授会において決定する。

附則
この内規は,平成8年4月18日から施行する。
附則
1 この内規は,平成12年4月20日から施行し,平成12年4月1日から適用する。
2 改正後の九州大学大学院システム情報科学府課程博士(甲)の学位論文審査の取扱内規の規定は, 平成12年度に本学府に入学又は進学する者から適用し,平成12年3月31日に大学院システム情報科学研究科に在学し,同年4月1日以降も引き続き在学する者については,なお従前の例による。
附則
この内規は,平成16年4月22日から施行し,平成16年4月1日から適用する。
附則
この内規は,平成20年10月16日から施行し,平成19年4月1日から適用する。

附則

この内規は,平成22年10月12日から施行する。

附則
この内規は,平成26年6月9日から施行し,平成26年4月1日から適用する。

附則
この内規は,平成28年1月6日から施行し,平成28年1月1日から適用する。

附則
この内規は,令和3年4月12日から施行し,令和3年4月1日から適用する。

附則
この内規は,令和6年4月1日から施行する。

 
別表(第5条関係)

講座群名 講座名
情報学 数理情報,知能科学,計算科学
情報知能工学 先端情報システム工学,高度ソフトウェア工学,実世界ロボティクス
情報エレクトロニクス 電子デバイス工学,集積電子システム
電気システム工学 計測制御工学,エネルギー応用システム工学,超伝導システム工学