会長挨拶

大学院システム情報科学府同窓会長
白谷 正治

九州大学九州大学大学院システム情報科学府・研究院の前身としてシステム情報科学研究科が九州大学における大学院重点化の先陣をきって平成8年に設置されてから22年が経ちました。これまでに合計で、修士課程約3500名、博士後期課程約740名の修了者を送り出しています。また、この時の大学院重点化に伴い、工学部の電気工学科、電子工学科、情報工学科の電気系三学科は統合されて、工学部電気情報工学科という大学科となりました。

この大学院重点化の際には、情報系だけで独立するか、従来の電気系三学科のほかに学内の情報科学や認知科学などの分野を併せた組織とするか大きな議論があったと聞き及んでおります。最終的に情報科学分野(I)と電気電子工学分野(E)を対象としたシステム情報科学研究科となり、現在のシステム情報科学府・研究院に至り、「I & E」を旗印として掲げて活動を行っております。
当初は、複数のキャンパスや建物に分散して活動しておりましたが、12年前に伊都キャンパスへの移転統合をした結果、I & E の融合をより具体的に推進する素地が醸成されました。時しも、世の中は IoT(Internet of Things)、人工知能(AI: Artificial Intellingence)、ビッグデータなどの新たな潮流によって、産業界や日常生活を含む社会の在り方が大きく変わろうとしています。本学府・研究院では、まさしくこの IoT などを実現し活用して人類の文化的・社会的生活を豊かにするための総合的な教育・研究活動を推進しています。
さらに、情報基盤研究開発センターが伊都キャンパスに移転して、本学府・研究院が入っておりますウェスト2号館のすぐ横の建物で新たな活動を推進しております。これにより、ICT 分野の教育・研究における本学府・研究院と同センターとの一体感が高まって、両者間での連携協力がより強く推進されている次第です。

我が国の大学においてグローバル化が進められている中、本学府・研究院は、フランスのツールーズ大学、ドイツの人工知能研究所、インド工科大学はじめ多くの主要大学や研究機関との国際交流を活発に行っています。また、博士後期課程において、エジプト日本科学技術大学(E-JUST)とのダブルディグリープログラム締結、英語のみで修了可能なグローバルコースの拡充、長期海外インターンシップを必須とする国際実践コースの設置など、グローバル人材育成に向けての具体的な取組を実施しています。

また2年前の平成28年11月には、本学府・研究院の設立20周年を記念して、伊都キャンパスにおきまして式典と懇親会を開催いたしました。多くの同窓生の皆様にお越し頂き、誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
 伊都キャンパスにまだお越しでない同窓生の皆様には、ぜひお越し頂きまして、大学の入口から理学、システム情報科学、工学、そして農学といったほぼ完成形に近い姿を現した新キャンパスをご覧ください。毎年10月には「アカデミックフェスティバル・ホームカミングデー」と題して、同窓生の皆様に九大の今がわかるミニ講座や伊都キャンパスバスツアーなど行っております。ご子息、お孫さんなどご家族でお越し頂いても楽しめる内容となっております。ぜひ皆様でお越しください。
昨年開催の様子はコチラ → https://kikin.kyushu-u.ac.jp/academic_festival/event.php

本学府・研究院における教育・研究活動に対して、ご認識とご理解を頂きまして、益々のご支援ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い上げます。

平成28年11月