システム情報科学府が関連する大型プロジェクトです。
本事業の目的は、連携的な海外派遣による若手研究者の育成を通して、情報系と電気電子系の新たなる融合(I & E)と発展を達成し、その成果を研究と教育に有効裏に還元することである。システム情報科学府・研究院では、平成8年のシステム情報科学研究科発足時からI&Eを標榜し、21世紀COE、次世代スーパースター養成(SSP)プログラム、リサーチコアなどを通して組織的に支援してきた。今回のプロジェクトでは海外機関との交流が盛んであり若手研究者の海外派遣に熱意を持つ「データマイニング」、「メディア情報処理」、「ナノデバイス」、「ナノマテリアル」を選定し、確実に成果を上げることを重視して主幹校としてそれぞれENS、ENSEEIHT(共にフランス)、ネブラスカ大学(米国)、ルール大学(ドイツ)を選択した。上記の4分野から主に選ばれた優秀で柔軟な若手研究者の海外派遣を、2段階の国際ワークショップの開催により有機的に連携させることにより、本事業の目的を達成する。この連携により、教育に資するところが大きい若手研究者らの海外での成長のみならず、電気・電子系と情報系諸学問の融合による新たな視点による共同研究を組織的に奨励・支援し、既存の概念をくつがえすようなブレイクスルーや諸分野横断型の新研究分野の創生を狙う。
本プログラムでは次の3つのアクテビティを有機的に連携させることにより、目的を達成する(下図参照)。
谷口倫一郎(代表、情報知能工学部門教授)
鈴木 英之進(情報学部門教授)
白谷 正治(情報エレクトロニクス部門主幹教授)
木須 隆暢(電気システム工学部門教授)
宮尾 正信(特任教授(研究院長特別補佐))