博士課程の修了要件の取扱いについて

平成 8年 5月16日教授会決定
平成11年 6月17日教授会改正

博士課程の修了要件のうち,大学院システム情報科学府規則第13条第1項のただし書きに定める「優れた研究業績を上げた者」とは,課程博士の水準に5年未満で達し,次の要領で認定された者とする。

1 「優れた研究業績」の審査は,各専攻の予備調査会で行う。「優れた研究業績」に関する予備調査会は,申請者の博士後期課程における在学期間が6月を経過してから開催することができる。

2 「優れた研究業績」とは,システム情報科学分野において十分高い水準にあると認められる研究業績をいう。評価の高い学術雑誌あるいは国際会議に,2編以上の論文を発表または発表が決定していること,あるいはそれと同様の業績あることを判定の基礎とする。判定にあたっては,上述の学術雑誌あるいは国際会議の評価の他,論文の内容及び申請者の研究遂行過程などを含めて詳しい検討を行う。

3 専攻主任教授は,予備調査会の報告書に「優れた研究業績と認定した理由書」を添付し,学府長に提出しなければならない。

4 専攻が優れた研究業績と認めたものは,博士後期課程における在学期間が9月を経過してから博士論文を提出することができる。